「グルメ天国」と呼ばれるマレーシアにはおいしい料理がたくさんあります。
マレーシアはマレー系、中華系マレーシア人、インド系マレーシア人など多数の民族が集まる国です。マレーシア料理においても、中華料理やインド料理と融合を無視して語ることはできません。
様々な民族が共存するマレーシアの食文化だからこそ、それぞれの民族料理の良いところを共有しあうマレーシア独自の美食文化があります。今回の記事では、マレーシアのマレー料理をご紹介します!
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世界美食ランキングに輝くマレー料理
「グルメ天国マレーシア」と呼ばれる由縁はマレー料理にあります。アメリカのCNNによって「世界の美食ランキング」でペナン発祥のラクサが堂々7位に輝き、マレー料理は世界に知られるようになりました。
インドネシアのスマトラ地方と共通点を持つマレー料理。肥沃な大地で採れるスパイス、ハーブ、ココナッツミルクを使った料理が多く、スパイシーでありながらまろやかな優しい味が特徴です。
マレーシアの地域によって味の違いを楽しむことができ、日本人の味覚にもよく合います。
ナシレマ (ナシ・レマッ) – Nasi Lemak
ココナッツミルク(クリーム)で炊いたご飯に数品おかずが付け合わされるプレート料理。「ナシ」は米を意味し、「レマ」はココナッツを意味します。辛すぎず食べやすいサンバルソース(香味調味料)、イワシ、ピーナッツなどが付け合わせられ、通常お好みの肉料理を選んでおかずにします。
どの民族にも好まれる人気マレーシア料理のナシレマは、現地、昼食や夕食に食べるのが人気です。
ラクサ – Laksa
マレーシアの麺料理といえばラクサ。
日本で食べるラーメンのように、地域やお店によって味が異なりますが、ココナッツ・ミルクと魚の身、サンバルソース、ハーブ、スパイスが入った少し酸味のあるソースが特徴。
カレースープにココナッツとチリで味付けした濃厚なスープもあり、多民族の食文化がまじりあうレシピもあります。麺は卵麺で、エビやゆで卵、フィッシュボールが入っています。
サテ – Satay
マレーシアの絶品料理と言えばサテ。
街を歩いていると炭火の良い香りが漂ってくるほど、現地で親しまれている料理です。日本の焼き鳥と見た目がよく似ているが、焼き鳥との違いは、皮と脂身を落としたヘルシーフードであることと、手間暇かけた味付けもサテの特徴です。
チリ、ターメリック、レモングラスなど10種類のスパイスに鶏肉を半日付け込み、小さめに切った鶏肉を串にさし、甘辛いソースに絡めてグリルで炭火焼きして調理します。ピーナッツソースに絡めて食べるのが一般的ですが、甘いソースに慣れてない人はピーナッツソース無しで食べても下味がしっかりついているので、おいしく味わえます。
・イスラム教に基づき、豚肉と酒は使われない
・サテやナシゴレン、ミーゴレンが代表的