交通機関マップから見て取れるように、クアラルンプール市内には様々な移動手段・路線が張りめぐらされています。
クアラルンプール市内の移動に、市民に主に利用されるのは電車・モノレール・鉄道・タクシーの4種類。4種類の移動手段それぞれの呼び方は、電車はLRT、KLモノレール、鉄道はKTMコミューター、そしてタクシーとなっています。
クアラルンプール中心部へ近づくにつれ、それぞれの路線が網羅的に通っていますが、目的地までに乗換が必要な場合も多いので、本記事の路線図を確認すると良いでしょう。
ここからは、それぞれの移動手段の料金や運行時間について詳細をご紹介します。
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LRT (Light Rail Transit System) 電車
LRTはアンパン・ライン(スターLRT)、クラナ・ジャヤ・ライン(プトラLRT)、スリ・プタリン・ラインの3路線によって運行されており、それぞれ3路線はマスジット・ジャメ駅で路線が集合しています。LRTの料金はRM0.8~RM2.8と手ごろに利用できます。運行時間は6:00~23:30まで、運行間隔はつ以上は8分、通勤ラッシュの時間帯は約4分間隔で運行しています。
KLモノレール (KL Monorail)
クアラルンプール市内の中心部を南北に、KLセントラル駅とティティワンサ駅を1路線で結ぶ。KLモノレールの路線には随一の繁華街となるブキビンタン駅があるので、ショッピングや観光の際に活躍するでしょう。
その一方、KLモノレールのKLセントラル駅とKTMの駅は距離が離れているので、乗換の際には徒歩移動の時間を加味して行動する必要があります。料金はRM1.2~RM2.5なので利用しやすい移動手段となっています。
KTMコミューター(KTM Comuter) 鉄道
クアラルンプールと郊外を結ぶ国立鉄道。2路線がKLセントラルからプトラ駅まで交わり、クアラルンプール郊外を旅行する際に便利な交通手段となっています。ヒンドゥ教の聖地バトゥケーブスまでKLセントラルから乗り換えなしで向かうことができるので、留学・旅行の際はぜひ訪れてみてください。
運賃はRM1.5~RM21.7程度で距離によって開きがあります。運行時間は5:30から22:00までとなっています。
タクシー(Taxi)
短期旅行の際に利用する人が多いタクシーは24時間利用可能です。そこで、クアラルンプールを運行するタクシーは「赤白のタクシー」と「青いタクシー」の2種類があることを覚えておいてください。赤白のタクシーは、バジェット・タクシー。初乗りがRM3と大変リーズナブルですが、メーターを使ってくれない場合がしばしばあり、発進前に価格交渉をするかメーターを使うように指示する必要があります。
青いタクシーはエグゼクティブまたはブルータクシーと呼ばれ、初乗りがRM6と割高であるが必ずメーターを使用してくれます。ご利用の際の注意点は、いずれの種類のタクシーも0:00から朝6:00までの間、料金は1.5倍となることを覚えておいてください。
便利なスマホアプリ「Grab Taxi」(グラブタクシー)
マレーシアでタクシーをスマホから予約できる配車アプリ。
現在地と目的地を入力すると、マップ上から最短距離のタクシーが割り出され迎えに来てくれます。GPS対応で、タクシーのナンバーや車種、ドライバーの顔写真、名前、性別まで確認することできるため安心して利用できます。利用履歴が残り、乗車前に到着時間や料金がわかるのでトラブルが起こりにくく、さらに、目的地をドライバーはすでに把握しているので行先の説明も不要です。
料金は距離に応じてアプリが計算するので、一般的なタクシーよりも割安になります。マレーシアでGrabに慣れたら日本での移動が不便に感じるという人も少なくありません。同様の配車アプリとして有名なのはUber(ウーバー)ですが、Grab Taxiはマレーシア生まれのサービスでシンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシアでも利用可能となっております。