15世紀半ば~17世紀、大航海時代からヨーロッパとアジアの交易拠点だったマレーシア。
マレーシアでは、様々な人種・言語・文化が交じり合い多民族国家が成立しています。
マレーシアを構成する民族は、マレー系、中華系、インド系が主要であり、カダザン族、オラン・アスリ族、バジャウ族、イバン族などの少数民族も住み多様性に富んでいます。
文化や宗教が異なる民族同士、お互いに尊重しあいながら英語という共通言語を話し、まさにグローバル化を迎えた世界の縮図のような国家がマレーシアです。
英語力だけではなく、国際感覚を高める留学先として近年注目を集めているマレーシア。
学習面の魅力もさることながら、注目したいのは南国リゾートと経済成長真っただ中の力強さを体感できる点です。日本の生活では決して経験することのできない魅力がマレーシアには満ち溢れています。
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「住みたい国」11年連続世界一位のマレーシア
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1 | マレーシア | マレーシア | マレーシア | マレーシア | マレーシア | マレーシア | マレーシア | マレーシア |
2 | ハワイ | ハワイ | タイ | タイ | タイ | タイ | タイ | タイ |
3 | オーストリア | タイ | ハワイ | ハワイ | ハワイ | ハワイ | ハワイ | ハワイ |
4 | タイ | オーストリア | オーストリア | オーストリア | オーストリア | オーストリア | オーストリア | 台湾 |
5 | ニュージーランド | カナダ | カナダ | ニュージーランド | ニュージーランド | カナダ | フィリピン | フィリピン |
出所:財団法人ロングステイ財団
財団法人ロングステイ財団の調査によると、マレーシアは移住先として人気のオーストラリアやハワイ、タイを抑え11年連続で日本人が住みたい国世界一位に選ばれています。その主な理由はこの3点です。
そして、新日国家であり英語が何不自由なく通じることです。
このような生活環境が多くの日本人に好まれ、11年間連続で「住みたい国」として選ばれています。
このような背景もあり、マレーシアで英語を学ぶ語学留学や、子育ての場としてインターナショナルスクールに通わせる家庭が増加しています。
マレーシアの公用語 |
英語 |
マレー語 |
中国語 |
タミール語 |
歴史的にイギリス領であったマレーシアは、共通語として英語が使われていますが、多民族国家マレーシアでは中国語を含む4つの言語が公用語として使われています。したがって、英語を身に着ける留学だけではなく、中国語も学習でき、現代人に求められる学習環境が整っています。
マレーシアの地理
日本の90%の国土面積であるマレーシアは総面積は33平方キロメートルで、世界67番目に大きな国です。
ASEAN諸国の中心に位置し、マレー半島とボルネオ島に海を越えて国土が広がっています。
赤道直下のシンガポールが南に、タイが北に位置しており、マラッカ海峡をはさんでインドネシアのスマトラ島に国境を接しています。
太平洋を跨ぎ、ボルネオ島をインドネシアと領土を分け合うように国境を形成しています。
また、マレーシア観光の際に訪れるべきビーチリゾートの島も人気であり、ペナン島、ランカウイ島、レダン島などの観光資源も恵まれています。
日本とマレーシアの時差は1時間
日本よりも1時間遅く、マレーシアの時差はGMT+8。
例えば、マレーシアが午前7時のとき日本は午前8時となります。
東西に大きいアメリカやカナダ、オーストラリアのように州により標準時間が変わることはありません。また、サマータイムもないので、日本と変わらない時間感覚で生活することが可能です。
マレーシアとシンガポールの間で時差はありませんが、マレーシアから地続きであるタイを訪れる際に注意していただきたいポイントは、タイとマレーシアで1時間の時差があることです。タイはマレーシアより1時間遅く、日本時間と比べて2時間遅いので旅行の際は確認が必要です。
マレーシアの人口・民族構成比
2013年の統計によると、マレーシアの総人口は約3,000万人。
国土面積が日本の90%、人口が1/4なのでストレスの少ない生活ができる一方、首都クアラルンプールの人口は167万人、アジア有数の大都会で快適な生活が可能です。
また、マレーシアは将来の人口の増加にも期待できます。Population Pyramid.netによると、2030年には約3,600万人とカナダを上回る人口となることが予測されており、マレーシアの今後の経済成長にも期待することができます。
マレーシアの大部分を構成するのは先住民族を含む67%のマレー系です。次に多いのが、中華系マレーシア人、そしてインド系マレーシア人と続きます。多様な民族が混ざり合い、共存共栄する社会は日本では経験できない環境となっています。マレーシア留学を通じて、グローバル化をすでに経験した国家から学ぶことを多く見つけることができるでしょう。